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zoom RSS 日常の傍らに広がる異次元へのDOORWAY−挫折禁止氏の世界(4)

<<   作成日時 : 2010/02/11 20:21   >>

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カフカはしかし偶発的に生まれた世界ではない。
19世紀末、トーマス・マンは
奇妙な作品を発表する。
「一人の老人が、
彼はその気難しさゆえに
家族も財産も失った男だが、
丘の上の墓地にいたる小さな道を歩いている

すると後ろから若い体格のよい青年が
自転車で近づき、彼を
通り抜けようとする。

するとこの老人は、いきなり
自転車の後部を押さえつけて叫ぶ
「ここは、おまえが通る道ではない。
ここを通ってはならん!」


画像

















卑屈から生まれた祝福
(縮小しています。線が荒く見えるのはそのためで
原画に粗さは、ありません)


青年は、気違いだと思って
振り払うと、老人は昏倒し動かなくなる
驚いた青年が、近所に連絡すると
救援隊がやってきて
老人を担架に乗せて運びさる

すると、それまで寂しかった
墓地に至る道に、
次から次と人が現れる。
中年の行楽目当ての
夫婦とその友人達
若いカップル、学生達
遠足に向かう子供達の群れ
・・・・・・
そしてふたたび誰もいなくなる」

ダリやピカソ、
空間破壊の巨匠の先駆が、
中世のゴヤであるように、
カフカの先駆的な要素は、
やはり中世以来のドイツの
観念的世界の中に現れる

卑屈から生まれた祝福は、
挫折禁止氏の驚嘆すべき特異空間の先駆が
やはり徹底的なリアリズムの追及であることを
思い知らされる1枚。

作者は、一人の髪の長い女性、
顔の表情を明示しないにもかかわらず
その心の内を、その外形を描く事によって、
巧みに表現するという
離れ業のようなことをやっている。

まるで彼女の化粧の香りまでが
漂ってくるような写実性が、
右のシンボリックな素材によって
別世界へと転移してゆく

画像


















一口のベリー

(部分:縮小しています。線が荒く見えるのはそのためで
原画に粗さは、ありません)


一口のベリー」は、
このリアリズムの異界への転移
がさらに進行した世界。

洒落たフルーツの群れのデザイン世界
一人の女性のごく日常的な描写、
これらが融合して、まったく
独特の視覚世界がひろがる

作者のコメント
[何千何万から選んだ一粒。
一口ですべてが決まるように
何事も起こらず時間は進むのだろう。
ただそれだけの一口。 ]






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